がらぱっぱ

自分用覚え書き中心(モバイル関係中心だったはずが)

団信なしで組める住宅ローン

さて、
中古マンションを買うにあたってローンを組もうとしたのですが、持病があるため団信が通らなさそうな状況でした。
中古マンションを買っていろいろリフォームする - がらぱっぱでも少し触れたのですが)
ネットとかで見ても同様な病気の方が質問したりでも
「駄目でしょうね、団信なしのローンを考えるか現金で買う事を考えてみては?」
という回答ばかりで団信通りましたという例は見当たりませんでした。


まぁ、それでもダメもとで何行か申し込んでみましたがダメでした。

審査落ちたところ

メガバンク三菱UFJ銀行

ここは事前審査でおとされました。
年齢が高いのと返済期間が長いのがネックだったのかな?
あれか?住宅ローン相談とか行かずにネットで申し込んだのが悪かったのかな?
おい、団信以前かよ。
何十年もメインバンクで給与振り込みから預金から結構集中していたのに。
過去ここで住宅ローンの借り換え(フラット35からの借り換え)も行って(完済済)もしたっちゅうのに。
むかついたので、今後預金も振り込みも引き落としも他行に移動してやる。

ネット銀行(auじぶん銀行

金利(特に10年固定)が安かったのと、三菱UFJとの連動制が良かった(2行間の振り込み手数料0円)ので。
団信必須だったのですがダメ元で申し込んでみました。
事前審査はすんなり通ったのですが、本審査(団信の告知あり)で落ちました。
条件変えて(借入額下げたり期間短縮したり)、団信の告知も記載方法を変えて再度申し込んでもみました(担当者の方の勧めもあり)
結局保証会社(団信引き受け元)がダメだったという事でした(普通は教えてくれないって話ですが何故か教えてくれた)

という事で団信なしのローン

某地銀

銀行によっても変わると思うけど地銀は基本は団信ありですが、団信なしでもできるところが結構あるそうです。
配偶者を連帯保証人にするとか生命保険やら資産状況を詳しく提出するとか必要になりますが。
これってあんまり情報なかったのですが、不動産屋さんに紹介されてわかりました。
私の場合は、仮審査でまずは団信含めて審査をおこなって、団信がNGとなりました。
で資産状況や生命保険関係の書類を提出して仮審査OK。
団信はダメだねってあきらめがついた事、最初に本審査も通って「これでローン借りれる、買える」って安心できた事、すごくメリットが大きかったです。
最終的にはこの後の東京スター銀行さんにしたのでご縁がなかったのですが。

フラット35

取り扱い銀行はいろいろありますが、フラット35は団信なしが可能です。これはよくネットとかでも情報出てますよね。
但し物件の条件があります(50㎡以上とか耐震だとか)
今回の物件、築40年の旧耐震基準時代の建物ですがフラット35の条件には当てはまります。
仮審査OKで本審査の申し込み書書いたところまでは行ったのですが、上記地銀さんでOKが出たので本審査申し込みはせず。
フラットSならまだしも、普通のフラットは金利が高いし全期間固定は不要かな?ってことで。

東京スター銀行のスターワン住宅ローン

ちょっと金利高めですが、預金連動型といって貯金分の金利が0になるというユニークなものです。(特約金利0.3%はかかるけど)
収入や自己資本比率による制限が他の住宅ローンと比べて高めだったりしますが、はまる人にはとってもいいローンだと思います。

スターワン住宅ローン

ぴったりはまる人にはとってもいいローン、合わない人にはダメダメ。という感じで尖ったローンです。
はまったポイントとしては以下

団信なしが選べる

私にとっては、これが一番メリットが大きいかったです。
団信なしという事は担保をどうするかが(銀行側にとっては)大きな問題ですが、以下のような条件でした。

・購入する住宅の担保価値が借入額に対して充分ある
どれくらいの比率なのか(100%以下でもいいのかどうなのかとか)はわかりませんが、まあ自己資本比率(頭金)を多めにした方が良いということですね。

・連帯保証人が必要
商品説明書 | 東京スター銀行のスターワン住宅ローン

保証人
特約金利3をご選択の場合、法定相続人の方1名(ローン完済時に75歳以下の方に限ります)を連帯保証人としてください。

結婚している方は、基本は配偶者ですね。パートでもOK(というか連帯保証人の収入については問われませんでした)
2020年4月から連帯保証人に関する民法改正が施行されるので変わってくるかもしれませんが。
保証に関する見直し - 法務省

自己資金(貯金)が結構ある

頭金としてある程度積める必要があります。
・融資金額の条件(融資上限は物件の購入価格の90%)+諸費用
・物件が担保となるため銀行としては少なくとも借入額<物件を売ったときの価格じゃないとだめなので
また、預金が少ないと預金連動型のメリットを享受できません。単なる金利の高いローンになっちゃう。
私の場合は、頭金で購入価格の40%を用意して、預金が借入金額の2/3を用意しています。
つまり物件価格の80%くらいを用意したことになります。
その他諸費用とか引っ越し代とかリフォーム代とかかかりますので結構な額の準備が必要なので。

住宅ローン減税が使える

繰り上げ返済と違い、借入金がまるまる住宅ローン減税の対象です。
つまり、住宅ローン減税が有効な10年間(現在は消費税10%の対策として13年間)は、無理に繰り上げ返済をせずに、預金連動型で最低金利、年利0.3%でコツコツと返済していくということができます。
2020年現在の東京スター銀行の住宅ローン金利金利優遇で10年固定で0.7%(なんと変動金利より安いじゃん)ですので、特約金利と合わせても年利1%
住宅ローン減税が借入金額の1%が所得税・住民性から控除されるので実質無利息。
預金分が金利(0.7%)なしとなるので、0.7%で預金しているのと同等なわけです。
※細かくいうと違ったり、いろいろ条件あったりするけど大雑把な考え方として

団信(健康状態)と年齢以外の属性については問題がない

勤続年数とか勤務先とか年収とかの審査基準がどれくらいかはわかりません。比較的緩いという話も聞きますが。
ほかに審査の通った地銀では年齢の問題もあるためか返済期間が20年では通らず15年となった(ここら辺が最終的に地銀で借りない事となった原因の一つではありますが)事から考えると厳しいわけではなさそうです。
条件の悪い人は借り入れ金利(基準金利から▲1.10%~▲1.60%)が変わるようです。

最初の仮審査申し込み以外は窓口で対面

近頃のネット銀行だと、最後の引き渡し(融資実行)の時だけ立ち会いでそれ以外は全部ネットなんてところも多いのですが、対面でいろいろ相談したり、感触を確かめながら申し込みや審査を進めていくのはよかったかと思います。
キチンと担当の方もついていろいろ質問したり相談したりもできたので。
平日のみだとつらいけど、土日も窓口が空いていたので申し込みとか相談は土日にできましたし。
平日に行ったのは金消(金銭消費貸借契約)の時(司法書士さんが同席するので)と融資実行(引き渡し)のときでした。

期間固定(5年固定とか10年固定)の金利が安い

変動が安くないという事になるのかもしれませんが。
ローン金利 | 金利・為替相場・投資信託基準価額一覧 | 東京スター銀行

毎月変わるので、2020年3月時点の金利を書いておくと

金利タイプ 固定期間 基本金利
変動金利 6ヵ月 0.750% ~ 1.250%
固定金利 3年 0.650% ~ 1.150%
5年 0.650% ~ 1.150%
10年 0.700% ~ 1.200%

と、変動金利よりも固定のほうが安いという( ゚Д゚)
一番安い3、5年と10年固定の違いも0.05%です。
100万円あたり年間500円。預金連動なので残金ー貯金分に対してなので、5年後~10年後の保険と考えればリーズナブルだと思います。
これからのライフプランによっても変わるとはおもいますが、とりあえず10年で返しきれる預金が作れる予定なのと
退職金も見込めることから10年固定です。

デメリット

うーん。今のところないですねぇ。
司法書士さんの金額(手数料)も銀行との取引が多いからという事で少し安かったですし(最初の不動産屋さん経由の見積もりより2~3万円やすかった)、火災保険も団体割引が使えてお得だったし(三井住友海上火災保険株式会社 GK住まいの保険)